マグダラで眠れ

 鉄の生成に関わる錬金術師の話。特段魔法らしい魔法が出てくるわけじゃないけど一応ファンタジー。世界観は中世欧州に準拠?(世界史取ってないからよくわかんないや)
 相変わらず博学な作者様の追随を許さない濃ゆい政治経済の世界観がたのしいのですが、ヒロインの存在意義が微妙だし相変わらず主人公たちおっさん臭いし(絵を見る限りロレンスよりだいぶ若いけど)謎のオチはまあまあだし鉄の生成の秘密ってそんなワクワクしないしなーワクワク感が香辛料の1巻より足りないかな。
 それにしても汚いなさすが異端審問官の手口きたない

マグダラで眠れ (電撃文庫)

マグダラで眠れ (電撃文庫)