灼熱の小早川さん

人間関係も勉強もそつなくこなし、万事如才ない高校生となった飯嶋直幸。県下でもトップレベルの進学校に入学した彼は、なに不自由ない学園生活を手にした。伝統と自粛のバランス――そんな口当たりのいい雰囲気に突然水を差したのは、クラス代表となった小早川千尋。自ら代表に立候補し、履行の邪魔なので副代表は不要と言いはなった眼鏡女子。常にテンション高め、ガチガチの規律でクラスを混乱に陥れる彼女のその手に、直幸は炎の剣を幻視する。そして彼女の心の闇を知るのだが――。田中ロミオ最新作は、ヒロイン観察系ラブコメ!?

まあまあだった。
面白い小説を読もう強化週間。
田中ロミオはいじめとかリアリティある教室の空気とかをかける好きな作家でありその意味では満足した。のだけど炎の剣とか出てきてファンタジーとか超展開に行くかと思ったらそうでなく肩透かしを食らった感があり、千尋のブログネタもそこから色々広がるかと思ったらそうでなく二人の恋もそれほど盛り上がるわけでなくまあ全体に肩透かしを食らった感はあった。まあでもそれを抜かしても読めるの粗文章と雰囲気、行間はよく出来てるさすがロミオと思う。次はAURAを読もう。
ところでその後見たペルソナ4の13話が文句のつけようのないよい回だった。別に菜々子メイン回だからじゃないよロリコンじゃないよ。

灼熱の小早川さん (ガガガ文庫)

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