月見月理解の探偵殺人

何人かの人の中に混じった一人の殺人者を当てるというネットゲーム「探偵殺人ゲーム（セイレムの魔女裁判）」で３００勝無敗だったRこと月見月理解が、そのRに唯一土をつけた０こと都築初の前に現れ、誰かに依頼されて初の数年前に自殺した父が他殺だったとした上でその殺人者を当てると色々やってくる話。
面白かった。イラストも好み。
好きなシーンは初の同級生が理解に糾弾されるシーンとお風呂に入るシーン。
依頼人と殺人者は半分正解だった。
探偵殺人ゲームの元ネタとなった汝は人狼なりや?は友達でも人気のゲームで結構ハマるようだった。
面白かったけど推理モノはもっとちゃんとした分量で読まないと読み応えがイマイチなんですよねー。
ネタばれすると依頼人は妹で怪しい兄＝初を調査するため理解を探偵としてよこしたこととなる（依頼人は条件として兄が殺人者でなかった場合自分が死ぬ覚悟だとしている）
事実は父を殺した殺人者は母で切れやすい実直な妹がその事実を知ると母を謝るかもしれないと思い初はわざと言動を怪しくして殺人者が自分であるかのようなミスリードを妹にさせていた。で初と理解の駆け引きがあるがバレて殺人者であった母は殺され兄は殺人者でなかったので依頼者の妹も死ということになるがそうはならなかった。初がゲームに負けた場合理解の助手になる約束だったから続巻ではそういう関係になってるのかましれない。

月見月理解の探偵殺人 (GA文庫)