電波的な彼女 ~幸福ゲーム~
「考え過ぎかもしれませんし、考えが足りないのかもしれません」
「感じないだろ? この痛みは、あたしのものだ。君のものではないし、君が共感するものでも同情するものでもない。その必要もない。他人の痛みに同情は不必要、共感は幻想。ましてや理解など論外、そういうものだ。わかるか、あたしの言ってる意味が?」
嫌がらせの渦と幸せについての話。
面白かった。OVA既視聴。
このシリーズのどこの記述だったか忘れたけど、昔は得か損かが基本的な基準だったけれど今は好きか嫌いかが行動の基準だと価値観の多様化とか民主主義的な社会の文脈であって、まあこのブログも理屈や損得などつきようがないのだから好きか嫌いか、のすきだけで構成しようとしているのだけど、例えば私が〇〇が好きですと放言したところそれが死ぬほど嫌いな人や逆に死ぬほど好きな人でも、私を憎むかもしれないし不快な思いにさせることはあるだろう。しかしそこまで責任は持てない。
幸せな人は人を幸せにする。幸せな人は人を不幸にする。不幸な人は人を不幸にする。不幸な人は周りを幸せにする。
2番目と4番目の話かな。
- 作者: 片山憲太郎,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/07/22
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