「友好国に贈る方が国内の奴隷に与えるよりましだ」

 この警句は多分に意訳であるが、もとはフランスのトンキン攻略と清国南部における不平犯行の増大を審議すべく開催された会議の席上、醇親王が述べた言葉から出ている。この頑迷で保守派で西太后お気に入りの摂政は、「大清帝国漢人の反逆者の指図に従うよりは外国の悪魔に引き渡す方がよい」と述べた。