月見月理解の探偵殺人 2

内容(「BOOK」データベースより)
「だから、わたしの共犯者になって、いただけないでしょう、か?」初の前に現れた少女、星霧交喙。彼女の姉、花鶏が初の父の仇であるという。そして、その花鶏を殺すことが目的とも…。時を同じく、理解が再び現れ、彼女も花鶏を捜索中と語る。「仮度捕まえても殺しても現れる不可解な存在、故に“ドッペルゲンガー”という通り名がついている」。花鶏を追う初たちは洗脳心理学者・上坂教授のシェルター“ノアズ・アーク”に閉じこめられてしまう!脱出ゲームの冷徹なルールの中、殺されていく漂流者たち…。閉じこめられた“ノアズ・アーク”の中で、理解の審判がはじまる!「化かし合いは、これからだぞ!」。

個人的には、洗脳とか成り代わりとかが登場する推理的な小説は好きではないのだが。無駄に複雑になる気がするし、犯人は誰々に操られていた誰々でした!って言われてもポカーンとなるし、誰が偽物か分からないから人物のいちいちにその存在を含めて不信を抱かなければならなくなるし、なりすましましたってファンタジーの忍者じゃないんだからだし、そもそも犯罪くらい自らの自由意思と尊厳を持って為せよ安易な道を選ぶなと言いたい。問い詰めたい。

月見月理解の探偵殺人 2 (GA文庫)

月見月理解の探偵殺人 2 (GA文庫)