神様のカルテ

信州にある「24時間。365日対応」の病院で働く若いお医者さんの話。
いい話だった。御師匠様からもらったら何故かサイン本だった。
初めは医者不足とかそういった社会派の問題についてのウザそうな話かと読み始めたけど、途中からは住むアパートの話であるとか患者との対話であるとか各論に入っていって、ぼろぼろ泣いてしまった。
本当は泣いて読んでしまう作品は懐疑的に思ってしまうというか、相手の感動系という枠にうまく載せられてしまった自分の軽さとか、自身の弱さとかを感じてしまうのだけど、まあ泣いてしまうのは仕方ない。
ハルさんとかすごくいい人すぎる。若干全体を貫く一本の線が弱い気がする。

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