電波女と青春男〈2
宇宙人を対峙する話。ミステリじたて。
もはやヒロインは電波女じゃなくなってるし、高校行ってない無職の頭の弱い女の子をいかに社会復帰させるかという現実的な問題に論点が移ってきている気がする。
去年ニートだった人間としては笑って読めないよ怖いよ。あうー
まあそれはそれとして、物語に登場人物たちの人間関係も朧気ながらみえてきたわけですよ。駄菓子屋のおばちゃんは電波女と青春男の祖母、いや曾祖母かな。四十路女とエリオットの娘が電波女。
ペットボトルロケットは一度作った覚えがあるけど、そこまで高くは飛ばなかったかな。
今回は前巻の自転車が何故か急加速したみたいなイレギュラーなことはなかったと見ていいのかな。
母が影で頑張る話というとAirじみて美しい話に思えるし。
宇宙人というとブギーポップのエコーズを思い出すし。
宇宙人と夏の海というとイリヤを御想い出すし。
まあなかなかいい話だった。
救いがあるというのはそれだけでとても幸せなことだ。
- 作者: 入間人間,ブリキ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/05/10
- メディア: 文庫
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