死なない生徒殺人事件―識別組子とさまよえる不死

死なない生徒がいるという学園に来た教師の話。
面白かった。
少し勘違いして読んでいた。不老不死でなく、死なない生徒、永遠の命だった。不老不死は殺すことができる。現象として不老不死なだけで。永遠の命というと、本文中にもあるとおり命という限りあることが前提となっている言葉に永遠という真反対の語句が付け加えられるのだから、オカルトの分野になる。
野崎さん。若干展開が読めるけど、お約束と言って楽しんでしまい問題ない気がする。
相変わらずテンポが良く読みやすい。五角形と四角形の中間の図形とか、四角形と三角形の中間の図形とか、焼肉パーティの朱肉とか、おもしろい。