期日前投票と献血に

いくと宣言したからにはもちろん行った。
選挙はなべてこともなしで、
献血は3年ぶり6回目。成分献血50分コース。
前はお手玉みたいなのをニギニギしたけど今回はホッカイロをくるんだ布を渡された。
お医者さんが代わって少し若い人に(それでもおじいちゃんであることには変わりないのだけど)。
血漿から遠心分離して血小板を抽出するみたいな(合ってるかわからないけど)話をされる。
あと献血した血が主に急性白血病の5週間を凌ぐのに使われるみたいな話を熱心のようなそうでもないような感じでされる(そういえばライ麦畑でつかまえての主人公の弟のアニーも白血病で死んだのだった)。
どう有効活用されるか、献血の意義がどれほどかをお医者さんがするのは当然だけど、僕はどちらかというと、どれだけ使われないかという話が聞きたかったかな。急性白血病の人が現れたのならもちろんどうぞ使ってくださいと思うけど、現れないのならそれに越したことはないわけだし。それに献血前の問診をずらっとしてるとはたして僕の血なんて使って大丈夫なのかしらんという気がして、その意味でも使われないに越したことないなぁ、とか。そんな事いうとそもそも献血に行かなきゃいいじゃん、と言われそうなので言わないけど。
献血中はめげずにチェーホフサハリン島を読んで、18ページ(全然進んでない)に、

ここでの船の荷揚げときたら、常に、うんざりするほど時間がかかり、いらいらして血が腐りそうな思いを味わわされる。

という表現があって、少なくとも僕の血は腐ってはいないな、あまりイライラしてないしとちょっと笑った。
記念にボールペンをもらった。ポイントカードももらったけど、ここで献血する予定はもうない。
けんけつちゃんはちょっとかわいい。お絵かきしたいところだけど残念ながらペンタブはダンボールに入れてもう送ってしまった。
お気に入りのパン屋でクロワッサンとマンゴーがのったパンを買って食べ、贈り物をして親孝行のおみやげを買って本を数冊買って帰った。