おくりびと

面白かった。
狐笛のかなたを今読んでるんだけど産婆も取り上げた子をそのままあの世に返す事があるから(出産時の死亡率が高い時代設定)、集落では離れて住んでるという設定がある。納棺師もそういったところがあるのは否定できないだろう。
実況では、そんな嫌な、卑下される仕事かとよく言われていたのは、いい時代になったというか。
舞台が東北で、僕が住んでいるのも東北だけど、そもそもそういった忌諱される仕事を持った人と接した事もないけど、実生活上そういった職業差別的なことを感じた事はないかな。まあ僕は土地の方言も喋れないから土着的な風俗にはうといだけというのもあるかもしれないけど。
ちゃんとしてない納棺師がでてきたり、食べ物をだしたり、宗教観、忌諱、素晴らしい仕事、とバランスの取れた観点をしていたように思う。