“文学少女” と神に臨む作家 下


文学少女シリーズ本編の最終巻。
以下ネタバレ。
感想というか覚え書き。


叶子の想いを探り、結衣を代弁し、遠子の想いと繋げる話。
・叶子との対決以降の解決篇及びシリーズの〆の部分に、十分なページを割いてあったのは嬉しい。
・叶子の内部心理とか毒を入れたのが誰だったかという細部は現時点では把握し切れていない、飛ばした。もう一度読むなど検証が必要ですね。
・というか余裕があれば今巻をあと三回読み返してシリーズ全体を初めから読み直したいところです。
・さらに言えば本気で把握するならジッド読む必要があるのでしょうが流石にそこまで手は出せない。
・流はホント噛ませだったな
・あああ琴吹さんが・・・森さんと一緒にぶっ叩いてやりたい・・・
・やだ・・キスとかコノハくん暴走気味・・若い・・
・んー作家って本当に一人で狭き門をくぐらないといけないものなの? ここで言う作家ってどういう作家なの? 読者は?読者と離れて一人突っ走って得られる価値って何? 編集は?作家ってほんとに一人で臨んでるの? 神に臨むの神ってなに?
・と思ったら、遠子が編集として帰って来たっぽかった。しかも運命の恋に落ちようとしてる。『この夜を一人歩き通したとき、きっとまた会える。』んんn・・・。この辺の解釈で二人の今後が違うんだけどあーなんとも言い難い。まぁ外伝でフォローが。
・で、月花を孕く水妖のエピローグ。レモンパイ妹かよ
・占い師の予言は死にたがりの道化のP60等
アニメイトで勝ったら琴吹さんの銀色の栞がついてきた。アニメイトだからかは知らないけど。
・画集とか外伝が出るらしい。
・琴吹・・・


感想という程でなく軽く触れると、今巻は中盤以降が素晴らしかった。いいシリーズの締めだった。シリーズとしては面白いポジションだった作品なんじゃないかな。ここまで既存の作品に突っ込んで題材とする小説もなかなかね。
難を言うと、この本を読んでよし頑張ろうと思う反面、私くらいの年で今までの頑張ってなかった人は人生を喪失してきた気にさせられてしまうね。やり直したい気分になる。
とにかく読み応えがあって、面白く、考えさせられる素晴らしい作品だったよ。
読み返して感想を書ける機会があるといいな。
おつかれさまでした!