容疑者Xの献身
第134回直木賞受賞作。
いつの間にか家にあったので読んでみた。
中ほどまで読んで、確かに読みやすくて面白いけどそこまで傑作というわけでもないかなぁという感じと母親に言ったら「あれは最後数ページだよ」といわれて、ここでわたしは嫌な雰囲気を感じ取って、ああそうなのかそれは良かった続きよもー、と話を終わらせようとしたのに母親は「×××」とネタバレしてくれました。献身的な情報開示、容疑者xはお前です。とゆーか、聞きたくない聞きたくないと耳塞いであーあー言ってる人間にネタバレするってどういう神経してるんでしょうね。×ねばいいのに。
というのは前書きですが。
確かにラストの真実の暴き方にはすっとするものがあります。個人的にはもっと人間性を掘り下げた方が魅力が出た気がしますが理系の人たちの話だからこんなものなのかな(偏見)。ラストに受ける衝撃としては「葉桜〜」の方が印象的ですが(比較対象がそれぐらいしか浮かばない浅読)トリックとしては数段上手、素晴らしいです。
学者と数式という設定ははずさないなぁ。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/08/25
- メディア: 単行本
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