9S (6)

読了。
先日浅慮で短慮で愚か者であるどこぞのわたしがなにかほざいていましたが、無視です。
読み飛ばされるべきはわたしの文章であって、決して葉山透氏の文章ではありません。有り得ません。


超科学的、理固め的なところが少なかったからでしょうか。そういうのを好む人は残念かもしれませんが、弱い頭を持つわたしにとってはありがたかったです。
話も多岐にわたって語られ、それぞれのキャラが魅力を見せます。
ただ、各々が分裂しすぎるきらいがあるので、全体を見通すよう闘真に提起するノーパソに宿る『伺か@カザマくん』にはもっとがんばって欲しいです。
とにかく内容が充実しているし巧い。それは1ページとなったあとがきからもわかります。もう立派にベテランさんです。
シリーズ中篇らしいのですが、話が混迷を増すごとに面白くなっていくこの作品、クライマックスに向けて楽しみです。

9S(ナインエス)〈6〉 (電撃文庫)

9S(ナインエス)〈6〉 (電撃文庫)