ダンス・ダンス・ダンス〈下〉

わたしのくだらない一日はどうでもいいのですが。
村上春樹の小説的思考は、もはやひとつの固有結界だ。
これは求めて得るものではなく、与えられて得るものに属する。
泣き出す一歩手前の顔が印象的な小説だなーと思った。
思春期の少女が堪える涙だったり、辛い質問を友人にせざる得ない哀しみであったり、片腕の詩人であったり、写真家であったり、そして五反田くん。
五反田君の話が好き。
P54,108,344

ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)