悪くない一日だった。

さほど不幸ではなかったので、幸せなのではと錯覚しかねない。
本当だろうか?


朝の七時に親に起こされて朝食を採る、その後自室に戻って再び睡眠。
昼の十二時半に母親に起こされてスパゲッティを啜る。
その後本屋へ。少し冷やかそうかと思ったが、店員さんの「また入り浸ってるのかお前は」という視線(半分は被害妄想、システムを信奉する職業意識の塊である彼女らはいちいちそんな瑣末なことに捉われない)に耐え切れず早々に退散。
帰宅途中に母親から頼まれていた牛乳パックを買う。
小銭の始末も兼ねて少し高め、「おいしい牛乳」229円。
絵の勉強をしようと思うも注意力散漫で三十分も続かない。
買ってからずっとダンボールに仕舞いっぱなしの同人誌の山から「むー」さんの本を取る。
むーさんはいい。本当にいい。しばらく眺める。
昨日大学の生協から5%引きで買ってきた村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス(下)」を読む。ずっと読んでいる。途中で電車男とかロストワールドとかを挟む。面白い。
SHUFFLE!とかも挟む。面白い。
読了。控えめに言って悪くない。大袈裟に言えば失神するほど感動した。ほんの少し絶望。
(この時点で、むーさんの本と村上春樹が読めたわたしはかなり満足)


ナインティナインのオールナイトニッポンを聞きつつ、絵の勉強を再開。
指が痛くなる。ペンの持ち方がわからない。
遅くにペンの持ち方を矯正したせいで、たまに何が正しいのかわからなくなるのだ。
指が痛くなるってことは、これは間違った持ち方なんだと思って組み替えるがしっくりこない。
結果からいうと指が痛くなる持ち方で正解だった。
つまり、正しい持ち方であっても、わたしはペンで一本の線を引く作業を苦痛を感じずにはできない、ということである。
これは人間としてどうなのだ?
わたしは字が汚い。高校時代、クラスで一番汚かったし、学年で一番汚かったし、おそらくは学校で一番汚かった。
しかし、それ以前にペンすら満足に持てないとは。
絵の作業は遅遅として進まない。
諦めてパソコンを開く。
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よくわからないが(相変わらず勉強してない)紹介されてるっぽい。
これはちょっと嬉しい。一日の終わりのサプライズ。


まぁ、それはそれとして。改めて今日を振り替えてみると・・・おどろき、これは不幸だ!
なんなのだこの停滞は。
このままじゃおねティーの草薙桂くんみたいに停滞病にかかっちゃう!