りゅうおうのおしごと!3

この作品は「これが書きたい!」と心の底から思って書いた作品です。特にこの三巻は、自分がなぜ物語を書いているのか、どうして生きているのか、その理由を問い直すために書いたと言っても過言ではありません。

「あいも師匠と一緒に『おーるらうんだー』めざしますっ!!」宿敵“両刀使い”に三度敗れた八一は、更なる進化を目指して“捌きの巨匠”に教えを乞う。一方、八一の憧れの女性・桂香は、研修会で降級の危機にあった。急激に成長するあいと、停滞する自分を比べ焦燥に駆られる桂香。「私とあいちゃんの、何が違うの?」だが、あいも自分が勝つことで大切な人を傷つけてしまうと知り、勝利することに怯え始めていた。そして、桂香の将棋人生が懸かった大事な一戦で、二人は激突する―!中飛車のように正面からまっすぐぶつかり合う人々の姿を描く関西熱血将棋ラノベ、感動の第三巻!!

優しいお姉さんだった桂香が降級点をとり後がなくなり未来が見えなくなり積み上げてきた今もなくなり、年下の研修生たちに殺気を撒いてそれでも……
非常に辛い話で涙が出てくる。とても面白かった。