土曜プレミアム「阪急電車 片道15分の奇跡 」

食わず嫌いな有川浩が原作作品の映画化。
面白かった。いい映画だったと思う。
「ゴンオタ」のくだりは掛け値なしに楽しかったと思うし。
でも食わず嫌いだった有川浩への苦手意識は残念ながら確信に変わってしまったのだった。
もちろんそれはこの作品と作者が悪いのではなく僕個人の問題なのだ。全面的に。教訓的すぎて感じて鼻につくのも僕が精神的に幼いために思春期の子供よろしく反抗的になっているためであるし、フィクションであることを度外視し物語上の必要性があるにも関わらず、「電車の中でうるさくしゃべる大阪のおばちゃん」を物語上意図された不快感を飛び越えて、作品そのものへの嫌悪と感じてしまうのも、ひとえに僕の狭量と不寛容さのためである。
つまりなにが言いたいかというと有川浩は苦手だ。