正直な娘

世界は変えられないと知ったから、わたしは自分のほうを変えることにした。

面白かった。
面白い小説が読みたかったので本屋さんで売れてるランキングを1位から見て行って234位くらいでこの本を見つけて、思春期の女の子の知的な光を瞳に灯した文章が読みたいと思ったので。江國香織が帯に文章書いてたし。
内容は想定していたのとは違ってあまり知的ではなかったけど。いじめとか友達関係とか彼とのセックスとか堕胎のためのカンパとか。思春期の少女というものについては、もしかしたら湊かなえの少女よりもよくかけてるかもしれない。
まあでも自分の気持ちを自分の言葉で書いている文章でなかなか良く、少女というものはどこにあっても少女なのだという強さを感じることもできて読んでいて楽しかった。少女はリアルな中でも異次元空間の砂漠地帯にワープしてもハルケギニアに召喚されても少女なんだよ。それが読みたい。なにを言ってるんだ僕は大丈夫か。

正直な娘 (小学館文庫)

正直な娘 (小学館文庫)