資料を読んでたけどあまり手につかなかった。
とても幸せな人なら少しそれが減っても困らないから不幸な人に分けてあげてみんな幸せみたいなことを誰か言ってたけどでも幸せな人はもっと幸せを求めるし不幸な人は容易にそこから抜け出せない状況にあってなにが悪いのかしらん欲望が大きすぎるのかがんばりが足りないのか。現代で幸福は金銭的価値に置き換えられて再分配されるとしてもそれは嘘か言い訳でしかないような気もする。ある程度は、しかし幸福という言葉には程遠い。なにを望みなにを与えればいのか。そもそもそこから幸福は生まれるのか。昨日いとこの部屋にあった星新一の小説は悪魔がある女性の3つ願いを叶えるかわりに魂をいただく話で彼女は1つ目にお金2つ目に憧れ3つ目に悪魔との結婚を望んでいた。3つ目がオチだけどよくわからなかった。彼女の考え方や生き方が変わった描写はあった。選ぶ側と選ばれる側が入れ替わったのかもしれないし与える側と与えられる側が入れ替わったのかもしれない。彼女はそれで幸せになったけれどその望みは悪魔からすれば全く予想外で何でも叶えられる彼がほとんど唯一叶えたくない望みだったということかもしれない。悪魔はなんでも叶えられるけれどどうすれば彼女が幸福になるかは悪魔には思いつくことができない。