『鳥』
作:青来有一
あらすじ:原爆投下の日、長崎市。何もかもが吹き飛ばされた荒れ地から発見された乳飲み子(男子)がいた。名前も両親も生まれた日さえわからない。義父母の手で育てられ、60年たった今日も、彼は「自分は誰なのか」という疑問から開放されない……。
おもしろかった。
拾われた子で、父母の欄が空欄というので、そういえば1Q84の感想でその点に触れなかったな、と思い当たった。
白鷺。神様。
信仰があれば人は共通の目的の下一つになれるんだろうか。
だから宗教が必要なのか。すき放題いってもお祈りの時間はみんな黙ってお祈りできる、またその最低限の一体性があるからすき放題いえるのかもしれない。
白鷺の神様が屋根の上でてぐすに絡まりもがいている。
アークライズファンタジアも無慈悲なる神の話だった。ゲームは無神教を育てている。
9条教は知らないけど、憲法教というのもあながちあながち。
私は今更新興宗教にはまれるとも思えないな、とか考えてるところっといっちゃったりするんだろうか。ああ、なにを信じて生きていけばいいんだ。白鷺。