GOTAISETSU

あらすじ:かつてフランシスコ・ザビエルが大々的に布教にあたった山口市。当時日本には「愛」という言葉はなく、そこでは愛は「御大切」と伝えられていた。その街のシンボルとなっている教会に、崇(30)は神父として東京から帰ってきた。かつて母親に捨てられ社会に対する強い「諦観」が彼にはあった。だからこそ崇は神に自分を預けたくて神父になったが、それでは社会で悩める人たちに答える神父の仕事ができなかった。そんなある日告解室に母親が現れる。初めて聞く母の想い。解き明かされる「大切」にされていた過去。それを受け彼は初めて、母親に指南をするのだった。番組では現代的な「諦観」を持つ若き神父が、「人の愛=御大切」によって成長していく姿を描く。

 話として、なかなか良く出来ていて山口局GJだったけれど、あえて難を言えば、昔はもっと時間が長く感じられたというか、展開の端折りで時間に急き立てられて感じたというか。
 これはもしかしたら、聞く側の私の問題なのかもしれないけど。