カレイドスコープのむこうがわ

 短編賞銀賞の時から好きで気になっていた作品の単行本化。
 面白いですよ。内容的にはテンプレートですが詰まり一人称の語りが悪くない悪くない。優しい感じがする。
 でも一話(受賞作)以降の話がついて思ったのが井上さんの凡キャラかでしょうか。彼女は登場しないから感じる魅力がひとしおであったのに登場してしまったばかりに。例えで挙げるなら文学少女の琴吹みたいな感じで読者を引っ張るためのキャラみたいで、私はこういう人物の使い方を好きではない。
 あとp213の絵がキ××です><;273は綺麗だと思うけど。
 あとはそうですね。作者様は女性の方だったんですね。
 稲荷大社には行かなかった。
 

カレイドスコープのむこうがわ (電撃文庫)

カレイドスコープのむこうがわ (電撃文庫)