おしまいの日

全10回 原作、訳者 新井素子
脚色 内田史子
選曲、音楽 選曲:伊藤守恵
ED:会いたくて/谷山浩子歪んだ王国
演出 岩崎健 出演 三津子:谷山浩子 羽場裕一 清水ミチコ
過去放送日 1993/01/04-01/15
出版物 文庫(新潮文庫


・1993年青春アドベンチャー
 http://reverie.sakura.ne.jp/adventure/adv1993.html#1

 話は旦那さん命の専業主婦のみっちゃんがおかしくなっていく話。
 狂気の傾向としては新興宗教オモイデ教が近いかも。超能力バトルとかはないけど。
 宇宙人が白い透き通るような繭を人に寄生させて、人がおかしくなっちゃうとか、白い繭に見えてご飯が食べられなくなるとか、よく来る野良猫のにゃおんにゴルフクラブを振りかざすだとか、そんな表現もあるにはあるので少し注意。
 みっちゃん(名前忘れた)は旦那さん命で、どんなに旦那さんが遅く帰ろうとも自分もご飯を食べずに舞っているし、結婚して7年毎日一度も怠らずにご飯を作っている。一方旦那さんは仕事人間で日曜だろうと出勤は当たり前いつも遅くに帰ってくる。そんな生活の中みっちゃんは出会った野良猫に「にゃおん」と名付けまたなつかれるが、みっちゃんは次第にその猫が幻の猫、幻猫(げんびょう)なのではないかと疑いだす。
 って感じでしょうか。幻猫に関しては、これは主ではなく、みっチャンがおかしくなっていく過程の一つの症状例でしかないのだからあらすじで特に取り上げるべきなのは他のなきもするけど、正直あまり覚えていなくて幻猫というのが印象的だったので。


 おそらく初めて聞きました。
 内容の面白さとはまず置いておくと、リアルな録音の仕方や豪華なすたっふが素晴らしく、そしてヒロインであらせられる谷山浩子さんの声のかわいらしさが突出しています。もうかわいらしい。超絶かわいらしい。言語に絶する。
 内容としては、毎日模範的主婦であるあまり、あまりの日常性の高さから逆に非日常へと瓦解していく①。であって、旦那の方から見ると、最後過労死したように旦那さんは初めから非日常的な仕事量で生活していた②。で、①と、①と②の軋轢がみっちゃんを狂わせた感じでしょうか。その時々の引き金は幻猫だったり、妊娠だったり、で。終わりのほうがちょっと用事があったせいで少し聞き逃したので上手くつかめてませんが。
 おしまいの日かーーーー。もうおしまいだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ