テレパシー少女「蘭」

 1及び2.
 文庫が原作らしいですが、あさのあつこさんは本当に良い児童書を書くなぁ。子供の時にあさのさんの本に出会ったら、それだけでもう本好きになってしまうんじゃないでしょうか。
 テレパシーのお話です。子供の頃は良く誰かに頭の中覗かれてるんじゃないかと考えて、いたってまともなことばかり考えるようにしてたのを思い出します。一般的にテレパシーな人は劇中で、「人の思念を盗み見るなんて君の悪い奴」とされますが、私はそういった本ばかり読んだ影響で『むしろ、私のように頭の悪い考えや汚い感情を持つ人の思念と触れなくてはならないなんてなんて可愛そうな人なんだろう」と思いますが、実際いたらどうなるかわかりませんね。
 で、漫画についてですが、まず絵が良い。非常に活き活きとしてて、好きだ。特に黒髪長髪の娘がいいです。こーゆーキャラの瞳を見てるだけで嬉しくなってきます。
 ボスが「いったん引くか」と伏線残しながら二巻が終わってますが、これはまだ続いてるのかな? だと嬉しい。