羊をめぐる冒険〈下>

 以下、ひどいネタバレがあるかもしれません。


 八割読んだところで一度感想を書きましたが、やっぱりこの作品は最後まで読んでからでないと感想を書くべき作品でなかったので、訂正記録。
 全体として、前編である風の声〜や1973年の〜、続編?のダンス・ダンス・ダンスのほうが好みであるのは変わっていないです。
 最後まで読んでわかるのは鼠の最後ですね。鼠は主人公が別荘に着く一週間前に自殺していたと。
 風の声〜の時点で、日数に矛盾があって鼠は既に死んでいると考えると辻妻が会うという研究書を読んだことがあって(それもさわりだけでしたが)とっくに鼠は死んでいるものだと思ってましたが、この時点で自殺したのだったらあのときは生きてることになりますよね。それともこの本で書かれているまたどこかで会おう、のどこかが風の声〜の世界ということでしょうか? う〜ん、それはなさそうだけど、よくわからない。大学の図書館に行って調べてみようかな。


羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)