絶望の世界

某少女がお気に入りだったらしい読み物
文章が人間に与える影響について興味のあるわたしとしては当然読みです。
とりあえず絶望の世界-僕の日記-を第1章 「深淵の蟲」から最終章 「希望の光」まで読みました。


話は、学校でのいじめから始まって殺人も交えたサスペンス、引きこもってからはwebに場所を移しての駆け引きとかで、
それが主人公のHPで公開された日記として綴られている、みたいです。
思ったのは、ネット上での激しい抗争が起こるわりには、それが同じネット上にありながら主人公のHP「僕の日記」には飛び火しない。
物語としての独立を保たせているし、きちんと物語として読ませる。
著者は結構本を読む人なんじゃないかと思います。
ダチュラという単語が出てくるのを見てコインロッカー・ベイビーズの影響かと思いましたけど、まぁ、これは関係ないかな。
日記という報告の形なのでひぐらしほど真に迫った犯罪者心理への共感とかは持たないんじゃないかと思いました。


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